僕は「冒険する仕事」より、「整った流れの中で工夫する仕事」が合っていた
最近、自分の仕事の向き不向きを考えていて、ひとつ気づいたことがあります。
| タイプ | 働き方の特徴 | 向いている仕事の流れ |
|---|---|---|
| 冒険型 | 変化・新規性・人との出会いに刺激を感じる | 営業、新規開拓、企画、接客、起業 |
| 工夫型 | 慣れた流れの中で改善や段取りを考えるのが好き | 現場作業、職人仕事、ルーティンのある仕事、改善業務 |
| 安定型 | 決まった手順や見通しがあると力を出しやすい | 事務、管理、製造、店舗業務、バックオフィス |
| 刺激型 | 同じことの繰り返しが苦手で、変化がある方が飽きにくい | 営業、イベント、企画、広報、外回り |
| 整える型 | パターンをつかみ、段取りよく進めることで安心する | スーパーの部門業務、在庫管理、調理、加工、整理整頓系 |
ともはるさんの場合は、かなり
工夫型 × 整える型
だと思います。
| タイプ | 主体性の形 |
|---|---|
| 冒険が好きな人 | 知らない道に飛び込み、探索する |
| 整うことが好きな人 | 慣れた道を選び、その中で小さく工夫する |
| 刺激が好きな人 | 変化や新しい出会いから力を得る |
| 安心が好きな人 | 見通しのある環境で自分の力を出す |
だから、営業のように毎回相手も展開も変わる仕事より、
流れが読める仕事の中で、自分なりに工夫する方が合っていた。
これは「挑戦しない人」ではなく、
挑戦の仕方が違う人なんですよね。
冒険型の人は、知らない道を走ることが挑戦。
整える型の人は、慣れた道をより気持ちよく走ることが挑戦。
それは、仕事選びで大事なのは、
何ができるかだけではなく、どんな流れの中で働くと自分が整うのか
ということです。
一般的には、仕事の向き不向きを考える時に、
営業ができるか。
人と話せるか。
パソコンが使えるか。
体力があるか。
資格があるか。
経験があるか。
そういうところを見がちです。
もちろん、それも大事です。
でも、僕にとってもっと大事だったのは、
その仕事の流れが、自分の性格や価値観に合っているか
でした。
僕は20代で3回転職しました。
新卒では営業をしていました。
その後も、営業経験があるからという理由で、食品会社の営業に転職したことがあります。
でも、結果としては半年でクビになりました。
その時は、
「自分は根性がないのかな」
「社会人として弱いのかな」
「営業ができない自分がダメなのかな」
と思っていました。
でも今振り返ると、営業そのものが悪いというより、
営業という仕事の流れが、自分には合っていなかった
のだと思います。
営業が得意な人は、ある意味で冒険心が強い人なのかもしれません。
知らない人に会う。
相手の反応を読む。
毎回違う会話をする。
予測できない展開に対応する。
断られても次に行く。
変化の中にチャンスを見つける。
これは、ドライブで言えば、知らない道を走るようなものだと思います。
冒険心がある人にとって、知らない道は楽しい。
「この先に何があるんだろう」
「どこにつながっているんだろう」
「知らない店を見つけた」
「新しい景色が見えた」
そういうワクワクになる。
でも、僕は少し違います。
僕は、知らない道をどんどん走るより、慣れている道をスムーズに走る方が調子がいいタイプです。
整っていること。
見通しがあること。
段取りが読めること。
イレギュラーが少ないこと。
自分のペースで動けること。
こういう状態の方が、心が落ち着きます。
だから僕にとって、同じことを繰り返す仕事は、退屈ではありません。
むしろ、整います。
パターンがわかる。
時間の流れが読める。
仕事の順番が見える。
段取りが組める。
次に何をすればいいかがわかる。
こういう状態になると、自分の中に余白ができます。
そして、その余白の中で工夫するのが好きです。
この順番の方が早いかな。
このやり方の方がきれいかな。
ここを先にやると後が楽かな。
この流れなら自分も周りもやりやすいかな。
そうやって、慣れた流れの中で小さく工夫する。
これが、僕にとってのクリエイティブなのだと思います。
よく、
「人生は冒険だ」
「新しいことに挑戦しよう」
「コンフォートゾーンを抜けよう」
と言われます。
その言葉が合う人もいます。
知らない世界に飛び込むことで力が出る人。
毎日違うことがある方が楽しい人。
同じことの繰り返しが苦手な人。
変化や刺激の中で成長する人。
そういう人にとっては、冒険することが主体的なのだと思います。
でも、全員がそうではありません。
僕のように、整うことが大事な人もいます。
慣れた道を選ぶ。
見通しのある環境を選ぶ。
自分のペースを守る。
その中で小さく工夫する。
調子を崩さない範囲で改善する。
これも、立派な主体性だと思います。
主体的という言葉は、人によって意味が違うのかもしれません。
冒険型の人にとっての主体性は、
知らない道に飛び込むこと。
整える型の人にとっての主体性は、
自分に合う道を選び、その中で工夫すること。
どちらが上でも下でもありません。
ただ、動き方が違うだけです。
僕は、冒険する仕事よりも、整った流れの中で工夫する仕事が合っていました。
今、僕はスーパーでお肉を切っています。
学歴やこれまでの経験とは、ほとんど関係のない分野です。
でも、人間関係や仕事の流れ、段取り、パターンが自分に合っている部分があります。
同じような作業を繰り返す。
流れが見える。
段取りを組める。
慣れてくると、自分なりに工夫できる。
小さな改善ができる。
そういうところに、自分の落ち着きがあります。
世間から見れば、もっと学歴を活かせる仕事があるのではないかと思われるかもしれません。
でも、仕事は肩書きだけではありません。
給料だけでもありません。
会社名だけでもありません。
世間体だけでもありません。
自分の心が整うか。
自分のペースで力を出せるか。
その仕事の流れが、自分に合っているか。
ここを見ることが大事だったのだと思います。
営業の経験があるから営業を選ぶ。
学歴があるから、それに合った仕事を選ぶ。
給料が良いから選ぶ。
周りからよく見えるから選ぶ。
そういう選び方だけでは、自分に合うとは限りません。
仕事選びで本当に大事なのは、
冒険したい人なのか、整った流れの中で工夫したい人なのかを見極めること
なのかもしれません。
同じことを繰り返すのが苦手な人もいます。
毎日同じ作業だと飽きる。
変化がないとつまらない。
新しい人に会いたい。
刺激がほしい。
未知の場所に行きたい。
そういう人には、営業や企画、新規開拓のような仕事が合うのかもしれません。
一方で、僕のように、同じ流れの中で整っていく人もいます。
同じことを繰り返す中で安心する。
慣れた仕事の中で段取りを考える。
パターンが見えると力を出せる。
小さな改善や工夫に喜びを感じる。
そういう人には、ルーティンのある仕事や、現場の流れがある仕事が合うのかもしれません。
大切なのは、どちらが正しいかではなく、
自分がどちらに近いのかを知ること
だと思います。
僕は、知らない道をどんどん走るより、慣れた道を気持ちよく走りたい。
そして、その慣れた道の中で、
お気に入りの店を見つけたり、
少しだけ走り方を工夫したり、
自分なりの楽しみを見つけたりしたい。
それは冒険ではないかもしれません。
でも、僕にとっては十分に主体的で、十分にクリエイティブな生き方です。
挑戦しないから主体的ではない、というわけではありません。
自分に合う挑戦の大きさを選ぶこと。
自分の調子を崩さない範囲で工夫すること。
自分の価値観に合う道を選ぶこと。
それが、僕にとっての主体性なのだと思います。
今はそう思っています。
